研究データは研究の過程、あるいは研究の結果として収集・生成される情報であり、研究者と学術機関の両者に適切な管理が求められています。研究データ管理・保存・公開に関する要求としては以下が挙げられます。
- DMPの提出
研究の実施段階から終了後に至るまで適切に研究データを管理できるよう、多くの研究助成機関で研究データ管理計画(Data Management Plan, DMP)の提出が求められるようになっています。
- 研究公正
研究活動における不正行為への対応や健全性の向上、透明性の確保の観点から、研究データの管理・保存・公開が求められています。九州大学では「研究データの保存等に関するガイドライン」が定められており、研究データの保存期間は、原則として論文等の発表後10年間となっています。
- 投稿論文における根拠データの開示
多くの学術誌がデータポリシーにおいて、信頼性のあるリポジトリに根拠データを保存し公開することを求めるようになっています。
- 研究データのオープン化
研究データのオープン化により、データ駆動型研究の発展や社会における利活用が期待されています。オープンサイエンスの推進はコロナ禍によりますますその重要性・必然性が増しています。
研究データ管理支援部門では、人的支援(ソフト面)とストレージ等のインフラの提供支援(ハード面)の両面について研究データ管理に関する必要な支援を提供していきます。現在の活動としては以下を準備中です。
- 研究データポリシー策定
- 研究データ管理のリテラシー教育教材の開発
- 研究データ管理のためのストレージシステムの導入
部門の活動については本ウェブサイトで随時紹介していきます。
研究データの公開
当部門では、附属図書館と連携し、研究データの公開を支援します。
ご相談・お問合せ:
図書館DX支援室 研究データ公開支援グループ(附属図書館eリソース課リポジトリ係)
TEL: 092-802-2459 Email: qir [at] jimu.kyushu-u.ac.jp ([at]は@に置き換え)